Houdiniのモデリングツールは、モデラがキャラクタ、セットやプロップを作成する際や、ビジュアルエフェクトアーティストがパーティクルや流体に形状を与える際に利用することができます。Houdiniに搭載されている堅牢なツール群により、モデラはさまざまなタイプのジオメトリを扱うことが可能です。また、Houdiniのノードベースのワークフローにより、ビジュアルエフェクトアーティストは、下層部の効果に基づいてその都度生成されるサーフェスの配置が容易に行えます。

削除不要なコンストラクションヒストリ

Houdiniのノードベースワークフローにより、作業中のモデリング工程すべてが記録されています。Houdiniがノードを効率的に管理するので、作業に行き詰ることはありません。このことにより、ノード上のパラメータに自由に修正を加えたり、分岐させて新たなアイディアを試したり、スイッチノードを設定してトポロジの比較を行ったりと、高い生産性を維持することが可能になります。

成長する作業環境

CGモデルを一つ一つ作成し環境を構築していくのは、モデラにとって骨の折れる作業です。Houdiniを使えば、プロシージャルなネットワークを築くことで、小さなパーツの集合から環境を構築することができます。システムが整えば、ランダム性を加えたり、高さやスケールなどの特定の性質をペイントしたりといったことが簡単にでき、徐々にソリューションを成長させていくことが可能です。制作過程では、低解像度のパーツを使ってモデルを構築し、レンダリング時により効率的なものに取り換えるといったことも行えます。

エラーのないジオメトリの作成

モデルを単に一つ作成することと、正しくアニメーションとレンダリングが可能なモデルを作成することはまったく別物です。Houdiniは、ジオメトリのあらゆる面にローレベルでアクセスし、プロシージャル技術により、ジオメトリを最終製品レベルにまで昇華させることができます。

ポリゴン/サブディビジョン モデリング

  • PolyExtrude、PolyBevel、PolySplit、PolyKnit、Subdivide、Fuse、Smoothなど、多くの既存ポリゴンツールを備えた、強力なポリゴンツールセットを搭載しています。
  • エッジループの選択が行えます。
  • ポリゴン、NURBSのいずれのジオメトリも扱うことができるRevolve、Loft、Skin、Railなどのサーフェスツールを装備しています。
  • Houdiniの新しいツールシェルフで、ポイント、エッジ、面、頂点の編集が簡単に行えます。
  • サブディビジョンサーフェスとしてポリゴンオブジェクトをレンダリングすることが可能で、Mantraのマイクロポリンゴンレンダリングにより、ローポリオブジェクトから完全に滑らかなサーフェスを作成することができます。

NURBSモデリング

  • Loft、Revolve、Skin、Rails、Sweep、Trimなどの、完全なNURBSモデリング用のツールセットを装備しています。
  • MantraのマイクロポリゴンレンダリングがNURBSをサポートしているため、レンダリング時にサーフェスをテッセレーションする必要がありません。

ジオメトリの作成

  • Line、Curve、Grid、Circle、Sphere、Box、Tube、Torusなどの標準的なプリミティブタイプをサポートしています。
  • HoudiniのL-systemsは、樹木、稲妻、雪の結晶、花、その他の分岐現象などの、複雑な有機構造のシミュレーションに適しています。
  • Isosurfaces、Superquad、Fontといった数多くの専用ジオメトリジェネレータにより、特殊なジオメトリを定義することができます。
  • Align、Particle、Copy、Stamp、Trail、Sortなどのインスタンスツールを備えています。

ユーティリティツール

  • Carve、Intersect Curves and Surfaces、Trim、Subdivide、Convex、Bricker、Refine、Polyreduce、Cookie、Crease、Lathe、Polysplit、Edgedivide、Edgecuspなどの切断および形状調整ツールを搭載しています。
  • Resample、Fit、Profile、Polyspline、Polypatchなどのフィッティングツールを搭載しています。
  • Delete、Dissolve、Blast、Edgecollapse、Edgeflip、Smoothなどのクリーンアップツールを搭載しています。
  • Convert、Trace、Tristripなどのコンバージョンツールを搭載しています。

UV編集

  • 頂点単位のテクスチャを複数使って、テクスチャレイヤをサポートしています。
  • 高度なUVテクスチャエディタにより、ビジュアライゼーションや頂点変更が容易に行えます。
  • Multifaceted、Polar、Cylindrical、Spherical、Orthographic、Cubic、Shrink-wrapなど、パワフルなUV展開機能を装備しています。
  • UVブラシを使い、テクスチャビューアや3Dビューア内で、UVのドラッグ、縮小、リラックスが行えます。
  • Quick shadeツールを用いて、サーフェスにテクスチャファイルを一時的に適用し、UV編集のテストが行えます。
  • UV Peltツールにより、エッジ選択で定義される切断線を用いてモデルのUVを展開し、UVトポロジの境界を作ることができます。その後、このトポロジをフレームに結合し、展開させて、UVのレイアウトが行えます。

メタボール

  • メタボールを作成してブロビーシステムを構築することにより、それぞれのメタボールが近接に基づいて相関し、最終的にマージしたサーフェスを生成することができます。
  • メタボールを多数組み合わせ、有機的な形状を効果的に生成することができます。
  • メタボールを用いて、皮膚を動かす筋肉や、パーティクルシミュレーションに影響を与える因子など、複雑なシステムを構築することができます。

デフォームツール

  • Lattice、Blend Shapesや、BendおよびTwist、Taper、Shear、Squash and Stretch追加用のノンリニアTwistツールなどの、高度なデフォームツールを搭載しています。

シェーピングツール

  • Editツールにより、さまざま形状調整が行え、モデルの微調整を行う上で理想的な環境が実現します。
  • ブラシベースのインターフェースを用いて、サーフェスのスカルプティングが行えます。
  • その他、Fractalize、Curve and Surface Clay、Ray、Creep、Magnet、Twist、Spring、Proportional Normal Displacement、Bulgeなど、さまざまなモデルの形状調整用ツールを装備しています。

VEX

  • Mantraのネイティブなベクトル式言語を使って、ジオメトリ操作を行うためのカスタムツールを作成することができます。
  • CPUのベクトルエンジンを使用し、優れたパフォーマンスを実現します。多くの場合、VEXはC++で書かれたHoudiniオペレータより実行速度に優れています。

ジオメトリフォーマット

  • Houdiniの標準ファイルフォーマットであるGEO (.geo) やBGEO (.bgeo) フォーマットファイルに、UV、キャプチャウェイト、シェーダアサインメントなどのアトリビュートが保存されます。
  • GEO (.geo) およびBGEO (.bgeo) 形式のシーケンスをエクスポートしてジオメトリをキャッシュに格納した後、インポートしてエフェクトの追加やレンダリングが行えます。
  • IGES、DXF、Wavefront™、Inventor™、PostScript™、Lightwave™、SDL™、Adobe™ フォント、TrueType™ フォントなどの業界標準ジオメトリフォーマットに、入出力対応しています。また出力のみ、RIB、DXF、Wavefront™、Inventor™、VRMLに対応しています。