ライブアクションプレートへのエフェクトのレイヤ化や、レンダーパスの微調整については外部の合成プロのチームに委託するとしても、ショットのライティングやレンダリングの一部として、ちょっとした合成作業を自分で賄うのは悪いことではありません。制作現場に最も堅牢なソリューションを提供するノードベースの合成ツールにより、Houdiniによるアプローチをこの過程にうまく適用することができます。

 

レンダーパスをサポート

異なるパスをレンダリングする場合、全てが正しく行われたかどうか手早く確認できる手段が必要です。Houdiniは、レンダーの出力ノードをコンポジティングの出力ノードをリンクさせ、ネットワークとしてまとめてレンダリングすることができます。これにより、個々のパスと最終的な合成結果の両方を、クリックひとつで切り替えて確認することができます。

あらゆるレンダラ―に対応

ショットのライティングにおける意思決定のプロセスを加速化するために、HDR画像でレンダリング出力し、コンポジターにおけるライトの寄与を設定することできます。これにより、従来に比べさらにインタラクティブなプロセスが実現し、プロジェクトの重要局面において、ディレクタが意思決定をしやすくなります。法線情報をレンダリング出力する場合は、ショットをレンダリングし直さなくても、コンポジター内に新たなライトを配置することができます。

主要機能

  • テストレンダリング終了後、迅速に仮合成しレビューが行えます。
  • Houdiniのシェーディング言語と密に相関し、カスタムのマスクを作成することができます。
  • 8/16/32ビット整数とホワイト/ブラックポイント対応のディープラスターをサポートしています。
  • 32ビット浮動小数点チャネルをサポートしています。
  • インテリジェントなイメージアクセスやキャッシュ構造により、フィルムやIMAX解像度にも最適化が可能です。
  • さまざまなマルチプロセッサ環境で、完全マルチスレッド化を実現します。
  • タイルアーキテクチャにより部分的な画像更新を可能にし、素早い操作を可能にします。
  • 可逆圧縮に対応した高度なメモリキャッシュ機能により、低メモリ環境でも高解像度の大規模ネットワークをサポートします。
  • タイムラインとグラフモードを追加した、最先端イメージビューアを搭載しています。
  • 画像とタイムラインのダイレクトな操作が可能なハンドルにより、効率的でインタラクティブなワークフローを実現します。
  • HoudiniのMantraレンダラと高度に統合されています。

インタラクティブ性

  • ビューポートハンドルで、オペレーションパラメータをダイレクトに編集できます。
  • Timelineの編集モードで、タイミングをインタラクティブに変更することができます。
  • エクスプレッションはほぼすべてのパラメータ値をサポートしています。
  • グラフ/ヒストグラムモードで、ピクセル、色相、彩度、明度の高度なイメージ解析が行えます。
  • ピクセル検査モードで、ピクセル値、ピクセル内RGBおよびHSL、座標について細かく調べることができます。
  • Differenceモードで、2つのイメージを6つの異なる方法 (diff、subtract、highlight、blend、horizontal split、vertical split) で比較することができます。
  • ハンドルをパラメータにバインドすることができます。
  • 数種類のPerformanceモード(resolution reduction:解像度低減、interactive resolution reduction:インタラクティブな解像度低減、partial image cooking:イメージの部分的なクック)により、インタラクティブな編集作業の加速化が行えます。

ツール

  • Color Curve (カラーカーブ) を使って、ユーザ定義カーブを基にしたRGBやアルファチャネルの調整が行えます。
  • Hue Curve (色相カーブ) を使って、ユーザ定義カーブによる色相補正に基づいたイメージの彩度や輝度を調整できます。
  • Defocusにより、実際のカメラのデフォーカスと同じように、イメージにぼかしを加えることができます。
  • Unpinにより、入力イメージから任意の四角形の領域を切り出して、出力の最大解像度まで拡大することができます。
  • Degrainにより、ディテールに影響することなくノイズ除去が行えます。
  • Corner Rampツールにより、任意のランプ点を指定することができる4角形のランプを用いることができます。
  • Embossツールにより、シンプルなバンプマップライティングが行えます。
  • RotoShapeは、ノードごとに複数のベジェのロトシェイプをサポートしています。主な特徴として、セレクションハンドルの操作、ポイント挿入、NURBSカーブのサポートなどが挙げられます。
  • マスク入力から平面を使用し、フッテージをマスクで切り抜くことができます。
  • Over、Under、Atop、Inside、Outsideなどの個々の機能により、映像を合成することができます。

ツールプロパティ

  • コラプス可能なピクセル操作 – 殆どのピクセル操作は一つにまとめることができ、パフォーマンス性の向上や、メモリ使用量の低減、白/黒クリッピングの減少、低量子化による画質の向上を実現します。
  • 一定色タイル検出 – 一定な色のタイルは殆どのオペレータ向けに最適化が行われ、メモリ使用量を大幅に低減しています(特にマットとアルファ)。
  • マスク可能な操作 - ピクセル値に影響する操作ではマスクを利用して、操作に対する有効範囲を定義することができます。
  • フレームスコープ – 殆ど操作の殆どは、特定フレームやフレーム範囲に操作を限定できるフレームスコープ機能を有しています。
  • プレーンスコープ - 殆ど操作の殆どは、プレーンやコンポーネント(Color、Alpha、Color.redなど)などに操作を限定するプレーンスコープ機能を有しています。
  • インラインプレーンの生成と合成 - あらゆる場面で、シーケンスへのプレーンの追加や、シーケンス内の既存プレーンの修正(add、sub、mult、min、max、average)が行えます。
  • ディープラスターオペレーション - Z深度、サーフェスポイント、法線、あるいはあらゆるVEXシェーダ変数を使って、コンポジティングの制御が行えます。ライティングやZコンポジットとなどの、ディープラスター情報を用いた多くのCOPを活用することができます。

VEX

  • VEX GeneratorとVEX Filter COPを用いてスクリプトを記述し、カスタムエフェクトを作成することができます。

イメージフォーマット

  • PIC (ネイティブ)、RAT (ネイティブ)、Cineon™、OpenEXR、PNG、TIFF、GIF、SGI、Wavefront™、Targa、Accom™、JPEG、QuickTime™、MovieMaker™ LumaMatte、SwitchAlpha、Borderをサポートしています。